各業界の平均給与
「あの人はいくら給与をもらっているのだろう…」と思ったことはありませんか?
その人の勤めている業界が分かればだいたいの給与を予測するこが可能です。
このページでは、そんな気になる業界別での給与やその職務内容などを見ていきましょう。
第1位 コンサルティング業界 平均年収約1000万
コンサルティングは主に企業の経営上での問題点や課題を明らかにして解決するための助言をする仕事です。
コンサルティング業界では東大や京大といった高学歴の頭のいい人が多く働いている業界で様々な難しい問題を解決していきます。
平均年収は1000万ですが外資系などでは数千万円、数億円も夢ではありません。
第2位 金融・保険業界 平均年収約750万円
第2位は金融・保険業界です。
コンサルティングと比べると大きく年収は落ちますが日本の平均年収を考えると一般的には多い部類に入ります。
保険会社や銀行また証券会社などがこの業界に属します。
保険の販売や金融商品の販売など仕事は多岐に渡ります。
外資系の金融機関でヘッジファンドと呼ばれる巨額の金額を動かす仕事などもあり、そういった仕事の場合、数億円の年収提示もよくある話です。
第3位 メディア業界 平均年収約740万円
第2位とほぼ変わらずのメディア業界ですが、テレビ局や出版社や新聞社以外にも広告会社なども含まれます。
テレビ番組の制作や広告の制作、記事の執筆などメディア全般に関する仕事があります。
メディア業界でも特にテレビ局の給与が1000万円を超えており、給与が高いことは有名です。
第4位 不動産業界 平均年収約700万円
不動産業界は不動産の販売やビルなどの運用管理また仲介といった仕事があります。
不動産業界の年収を大きく上げているのは三井不動産や三菱地所といった大手の不動産会社です。
アパートの仲介などの仕事などは歩合制の場合も多く、年収はそこまで大きくありません。
第5位 エネルギー業界 平均年収約690万円
エネルギー業界では石油会社、各電力・ガス会社などが属しています。
石油の輸入・販売、電力・ガスの販売をします。
技術系であればプラントの管理などもあります。
大卒の総合職であれば平均給与よりもっと多い年収になります。
第6位 医療業界 平均年収約670万円
医療業界では医薬品や健康食品の製造・販売、医療機器の製造・販売といった仕事があります。
製薬会社の研究職だと有名大学の修士卒以上ばかりとなり入社難易度も高くなりますが年収は1000万円を超えてきます。
第7位 飲食業界 平均年収約660万円
飲食業界はKIRINやコカコーラといった会社で飲料の開発・製造、味の素や明治といった会社で食品の開発・製造などがあります。
本社勤務や工場勤務などで給与体系は変わってきますが、そういった全体での平均で年収が計算されています。
第8位 建設業界 平均年収約650万円
建設業界には細かく分けると、土木業や建築業また内装のデザイナー、工場などのプラントエンジニアリング、リフォーム業者など様々です。
現場での力仕事をする人、オフィスで設計業務に携わる人、現場で指揮をとり監督をする人など建築1つとっても職種は異なり年収も違ってきます。
第9位 運輸業界 平均年収約650万円
建設業界よりわずかに少ない平均年収となっているのが運輸業界です。
海運、空運、鉄道、陸運などがこの業界に属しています。
海運は海上を利用した輸送をする企業をさし東京汽船などがこれにあたります。
空運ではANAやJALなどが有名です。
鉄道では私鉄やJRなどの企業が有名で多くの人が日常生活で使っています。
陸運ではヤマトや佐川といった企業が有名です。
第10位 エンタメ業界 平均年収約630万円
エンタメ業界は映画の配給会社や映画館を経営している会社、音楽やゲームまたおもちゃやグッズの販売をしている会社が属しています。
商品開発などで関わろうと思うとかなり狭き門となっています。
第11位 メーカー業界 平均年収約620万円
メーカー業界では半導体業界、自動車・自動車部品業界、機械メーカー、素材メーカーなど多岐に渡ります。
近年では半導体装置メーカーだと平均年収が1000万円前後の企業が多くなってきました。
大手完成車メーカーのトヨタやホンダ、日産も大卒総合職であれば1000万円超えてくるそうです。
では何故平均年収が620万円となっているのかと言いますと、工場で働いているワーカーが非常に多いためそういったメーカーに携わっている人たちの年収も計算するときに含まれているからです。
第12位 情報通信業界 平均年収約600万円
通信・情報通信機器などを扱う企業が属しています。
有名なところで言えばNTTやKDDIやSoftbankがなじみのある企業だと思います。
技術系の仕事であればプログラマーやデータサイエンティストやAIエンジニアなどがあります。
第13位 教育業界 平均年収約600万円
教育業界は学校の先生も含まれますが、平均年収はあくまでも民間企業での年収ですので学校の先生は平均年収には含まれていません。
参考書などを作る教材開発会社や予備校や学習塾などがこの業界に属しています。
大手予備校の有名講師であれば年収はとても高いですが、それ以外の塾講師は意外にも年収は低いようです。
第14位 IT業界 平均年収約590万円
ソフトウェア開発会社やITサービス、WEB制作会社などがこの業界に属しています。
お客様の要望に合わせて仕様を検討しソフトウェアを開発したり改変したりします。
WEB系ではインターネット上での広告の作製やウェブページの制作をします。
第15位 流通業界 平均年収約580万円
卸売業者、小売業者がこの業界に属します。
スーパーマーケットやコンビニエンスストアが小売業者でそういった小売業者に商品を販売しているのが卸売業者です。
第16位 農林水産業界 平均年収約580万円
農林水産業では農業、林業、水産の業界のことです。
例えば農業では野菜や米などの農作物を育てたり、牛や豚といった家畜を飼育したりします。
近年は後継者不足などで厳しい業界ともいわれています。
業界別の平均年収ってあてになるの?
実際に業界別の平均年収を見てどう感じたのでしょうか?
意外とどこの業界も平均年収が高く感じたと思います。
国税庁の調査によると日本人の平均年収は441万円となっています。
ではなぜこの平均年収よりもどの業界も平均年収が高くなっているのは何故でしょうか?
これは実に簡単なロジックで、日本人の平均年収は学生アルバイトや派遣労働者やパートなども含まれているため、400万円台低めの平均年収になっているのです。
正直な話業界別といってもその業界の中で細かくさらに業界を分けてしまうことができます。
例えばメーカーなどは一括りにされがちですが、完成車メーカーと部品メーカーでは全然違います。
半導体といっても半導体メーカーと半導体装置メーカーに本来であれば別の業界になります。
自動車メーカーの中でも完成車メーカービッグ3は他の完成車メーカーより100万円ほど年収が高いようです。
部品メーカーは自動車メーカーの下につく会社になるため完成車メーカーよりも年収は低くなってしまいます。
このようにある業界の中でピラミッド構造となっており、上のメーカーが下についているメーカーからの商品を買い叩いているため下請けになればなるほど給料は安くなるという構造になっています。
そのため確かにこの業界は年収が高い、この業界は年収が低いというのは確かに存在しますが、会社によって全然違うため年収が知りたければその人の勤めている会社を知るというのが一番です。
インターネットでその企業についての年収を調べることができるので気になる方は調べてみてください。